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1997.12
「クリスタルクルー社は会社設立当初より質の高さが重要視され客船“クリスタルハーモニー ”に続き1995年にデビューした“シンフォニー ”がそれを継承したことで、我々は現代の大型豪華客船のリーダー的存在となりました。」と語るのはクリスタルクルーズ社の社長でもあるジョセフ・ワッター氏。インタビューに訪れたこの年の97年、クリスタル社はアメリカの権威あるトラベル雑誌“トラベル&レジャー ”と “コンデ・ナスト・トラベラー ”によって世界のナンバーワン客船に選ばれ、第一船のクリスタルハーモニーからクリスタル社は名実ともにトップクラスの客船ブランドとなった。 クリスタルクルーズ社はNYK(日本郵船 )を親会社としたロサンゼルスに本社を置く“NYKクリスタルオペレーション ”部門のひとつである。 クリスタル社の客船はキャプテンや主なオフィーサーをノルウェー人に、ホテル部門とダイニング部門をヨーロッパ人、またスチュワーデスにスカンジナビア人やノルウェー人等で構成され30ケ国以上の国籍の異なるスタッフ達が従事する国際色豊かなクルーズを提供している。 写真をクリックすると拡大表示することができます。
彼等のほとんどはすでに伝統あるホテル学校やまた一流のレストランでトレーニングや経験を積んだ何かしらのバッググラウンドを持った者たちである。彼等は“クリスタル・アテュード”(クリスタルのサービスの姿勢)と呼ばれるクリスタル社の哲学でもある数々のサービス内容で構成された特別なトレーニングを受け、他の客船ではけして味わえぬよりきめ細かなサービスが彼らの自慢だ。クリスタル社はアメリカに本社を置く多くのクルーズ会社の中でも少し異なった形のインターナショナルなクルーズを提供している。そのため乗客の比率はもちろんデストネーションにも若干それらは表れている。平均すると約85%は北アメリカ(カナダ・アメリカ)から、そして15%~20%は他の国々から乗船してきており、イギリス、ドイツ、スイス、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、オーストラリア等、世界のあらゆる国々15~20ケ国から乗客は訪れて彼等のクルーズを楽しんでいる。日本人オフィサーも数人乗船していることからも何かと日本人の乗客にも心強い。エンターテイメントに関しては常に最上級のものを用意するよう努められている。例えばクリスタルではプロのキャスト及びダンサー達を多数のオーディションの中より選びより高い能力を持った者達で揃えられており、他客船には真似のできぬ洗練されたステージを堪能できる。またクラシック・ピアノコンサート、マジック、アクロバットの他、デストネーションによってその地域に関してのスペシャリストを特別講師が招かれクルーズを上質のものとしている。当時の為替レートの関係で第1船のクリスタル・ハーモニーが日本(三菱重工造船所 )生まれなのに対し第2船シンフォニーの方は日本の造船所 写真をクリックすると拡大表示することができます。からフィンランド(マサ・ヤード)の造船所へと造船を依頼した珍しいケースの客船でもある。「シンフォニーにはステートルームやパブリッシングスペース、そしてレイアウト等に若干の改善、変更が施されておりますが、我々クリスタル・クルーズラインは名門リッツ・カールトンやフォーシーズンホテルが統一した品質と雰囲気を維持しているように、お客様方に対し常にクリスタルの雰囲気を損なわぬように、客船造りを心がけてました。」と氏。ハーモニーに人気のKYOTOレストランが置かれたようにシンフォニーにもジェイド・ガーデンレストランといった中華レストランが置かれることとなった。これは少し異なったものを置くことによって乗客の方々が選択できるようにしているためであった。どちらレストランの評判も良いようである。「会社設立から僅か6年の間にクリスタル・クルーズラインは世界のトップレベルの客船会社の仲間入りをはたすことが出来ました。しかしこれは我々にとってようやく第一ステージにあがったにすぎないのです。これからはいかにより多くの旅行会社の理解を求めていくことができるか、そしてインターネットの可能性など・・・課題は山ほどあります。今年(1997年 )よりワールド・クルーズに南アフリカを初めて加えました。新たなる世界へ向け我が客船が旅立つのと同様、今後もクリスタル・クルーズラインのチャレンジは続きます。」
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