|

ショーン・カバナー氏は伝統あるホーランドアメリカ社(HAL社)に務める27歳の若きクルーズディレクターである。今回のアムステルダムが彼にとってはクルーズディレクターデビューだそうだ。
妹さんがこの世界で働いていたことから彼ら家族は毎年クルーズを楽しんでいた。
そんなある時「これぞ自分が探して求めていた世界」と彼は大学卒業後迷うことなく同じ会社に就職したのだそうだ。
『旅行』、『人間』、『楽しみ』を愛し、大学では政治学、地理学を専攻していた彼にとってそこで学んだ世界にじかに触れることができるこの仕事は、まさに彼が探していた仕事であったと言う。
またいつかはワールドクルーズに就航している客船ロッテルダムでの仕事を、と彼の夢は膨らむ。
「他の客船より乗客の年齢層が高いことで船内での言葉使いには特に気を配るよう心がけております。」彼の今の仕事はゲームやショーなどの各種エンターテイメント、細かいところではTVプログラムやラウンジのバックミュージックの選択、キャビンに配られるデイリープログラムの制作など。
「あまりにも膨大でちょっと腰が引けてしまいます。」とショーン・カバナー氏。HAL社のリピータークラブ“マリナーズ・ソサエティー”は、業界でも特に歴史が深く、HAL社の客船に10回、20回と乗船した人はざらである。中には60回、70回といった猛者もいると言う。
「リピーターとして再びお客様とお会いできることことは、私どもを大切な友人に再び巡り合えた様な気分にさせられるのです。」と彼の顔は既にHAL社のそれとなっていた。
|